畜産

剣淵町の畜産業

本町の畜産業は明治32年(剣淵屯田入地の年)に馬1頭を導入したのが始まりといわれ、明治37年に乳牛を導入し、以降は時代の流れとともに様々に飼養形態が変化し、今日では乳牛600頭、肉牛33頭、馬36頭、鶏17羽、山羊2頭、アルパカ9頭(平成27年2月1日時点)、養蜂210群が本町で飼養されています。

本町の酪農は稲作、畑作との複合経営が主であり、乳用牛中心の生乳生産が進められています。品種は主としてホルスタイン種、次いでジャージー種が飼育されています。また、酪農を支える酪農家の組織として剣淵町酪農振興会(昭和36年設立)は受精卵移植事業や乳質向上自主規制など、安定した良質乳生産に向けた取組みを日々行っています。

馬の飼養は剣淵町開拓の年から始まり、開拓当初は農耕や運搬など農家にとって欠くことのできないものでした。昭和30年には898戸で1,156頭もの馬が飼養されていました。今日では農耕が機械化されるとともに馬の頭数は減りましたが、重種馬14頭、ポニー22頭が飼育されており、繁殖やばんえい競馬で活躍しています。

養蜂は、花を求めて移動しながら飼う転飼と、移動せず1カ所で飼う定飼の両方の養蜂が行われています。近年農薬によるみつばち被害が懸念されており、農業とみつばちとの共存が課題となっています。

町内唯一の観光牧場としてのアルパカ牧場では、アルパカ9頭を飼育していて町内の観光スポットとして国内だけではなく国外からの観光客も訪れています。

家畜伝染病の予防対策として、家畜伝染病自衛防疫組合を組織し、ワクチン接種による伝染病の予防と、町内畜産業者の情報交換を行っています。

土地の有効利用と食料の安定確保を図る上で大きな役割を果たしていることから、今後も町の基幹産業として持続的に発展させ、消費者に信頼を得られるような、良質で安全な畜産物の安定生産を目指します。

酪農生産近代化計画

酪農及び肉用牛生産の近代化を図るため、酪農、肉用牛生産の健全な発展と牛乳・乳製品、牛肉の安定供給に向けた取組の方向性を示すことを目的として、酪農及び肉用牛生産の振興に関する法律に基づき、10年間の計画を策定しています。

 

計画期間

令和3年度~令和12年度

 

剣淵町酪農生産近代化計画書

 


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